先生方へ
こどもの目がキラキラする、ちょっとした工夫
レッスンの最初から最後まで、こどもたちが先生の話をじっと聞いているということは、なかなか難しいことですよね。
学校の行事があって疲れているのかもしれないし、たまたま機嫌が悪いときもあるかもしれません。
もしかしたら、先生のレッスンがつまらないのかもしれません。
そんなとき、ちょっとした工夫をするだけで、こどもたちの目がキラキラしたら嬉しくありませんか?
先生だけではなく、こどもたちもきっと嬉しいはずですよ。
それでは早速、ちょっとした工夫をお伝えしたいと思います。
1)声の使い分けとジェスチャー
例えば絵本を読むときは、各登場人物になりきって読んだり、場面に合わせて(時には絵本を置いて)体を動かしたりもします。
また、ついつい単調になりがちな反復練習も、声に強弱をつけたり、速さを変えたりするだけで、いつもとまったく違うリピート練習に早代わりです。
2)見せ方に変化をつける
例えば、単語の確認をするときに "What's this ?" "It's 〜." "OK, next..... "といった感じで、数枚あるカード(絵)を順番に見せて、ただ聞くだけだったとしましょう。
こどもたちはみるみるうちに興味を失い、カードを数枚めくるうちに、先生の声など耳には入ってこなくなるでしょう。
そこで、見せ方に変化をつけてみるとどうでしょう。
◇カードを少しづつ見せる
ある一部分だけ見せて何が隠れているかをたずねたり、少しづつ見せて何の絵が出てくるのか当ててもらったりします。
私の教えている子たちも、「あ〜、もう分かったから全部見せないで!」って言って、一生懸命こたえてくれるようになりました。
◇集中させて、見せる
"Ready ?"とカードに集中させておいて、以下の様に順番にカードを見せていきます。
例えば"Let's walk !"と言って、こどもたちの目の前をカードが歩いている様に動かしていきます。
同様に、"Let's run !"と言ってカードを走らせたり、 "Let's jump !"でぴょんぴょんとカードを跳ねさせたり、 "Let's fly in the sky !"と言って、飛行機が空を旋回するようなイメージでカードを動かしたり ・・・などです。
スピードに変化をつけたり、カードをわざと見えない状態でたずねたりと、バリエーションは色々つけられると思います。
これを続けていたら、単語を覚えるだけでなく、"Ready ?"の意味や、run ・ jumpなどの動詞まで一緒にみんな覚えてくれました。
3)先生役をやってもらう
先生の持ち物に興味を持ったり、先生の言っている言葉を真似したりする子っていますよね。
そんな時はチャンスです。
いつも尋ねている質問をこどもにしてもらい、先生が答えるのです。
(わざと間違った答えを言ってみて、こどもたちに直してもらうというのも、理解度をはかる良いチャンスです)
もちろん、いつも先生が使っているカードやペンなどをぜひ持たせてあげてください。
これで、質問に答えるだけでなく、立派にQ&Aの練習が成り立つのです。
つい先日も、4才の子(ちなみにまだ英会話レッスンを初めて6ヶ月のお子さんです)が、私に「What's this ?」とポケモンのキャラクターを尋ねてきました。
残念ながら、全く分からなかったのでちゃんと教えてもらいました。
4)言えたら、「言えた!」と理解させてあげる
質問に答えられたとき、または、上手に言えたとき、どの様にそれをこどもたちに伝えていますか?
私は、ハイタッチをしています。
私の手とこどもの手を、こどもの頭くらいの高さの所でパチンと合わせるのです。
これは、こどもたち自身に「自分は答えられたんだ!」って認識してもらうために行っています。
"Give me five!"と言って、パチンと。 たったそれだけです。
たったそれだけなんですが、私達が想像する以上に、こどもたちにとっては嬉しいことの様です。
「出来た」と実感してもらうことは、とても大切なことです。
どんどん、やる気が出てくるんです。
応用編で、「頑張って答えたけど、おしい!」っていうときは、指三本でお互い指タッチをしてみたり、また反対にものすごく出来たときは、両手でハイタッチをします。
そんな時は本当に嬉しそうですよ。
以上が、私の実践している、「こどもたちの目がキラキラする、ちょっとした工夫」です。
ここでお伝えしたことは、もしかしたら先生ご自身のキャラクターを変えて、ちょっとした演技をしないといけないこともあるかもしれません。
「私には無理!」って思われましたか?
「よ〜し、次のレッスンで試してみよう!」って思われましたか?
私は、これを実践することで、ずいぶん短時間でこどもたちと仲良くなることができましたし、また、こどもたちも単語や表現を忘れにくくなりました。
まずは一度試してみて、先生方ご自身で「こどもたちの目の変化」を実感していただけたらと思います。
2006年04月03日 23:22
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