英語嫌いになったらもうおしまい?
「うちの子全然話せるようにならないんですけど」そのA
さて、「大丈夫であっても、大丈夫じゃなくても、その理由を伝えることが大切」
という事を書きましたが、なぜそこを強調するかというと、
私が大きな失敗をしたからなんです。
スクールに通い始めて3年目のお子さんを持つ、お母さんから
「うちの子、家で全然英語話してくれないんだけど、話せるようになってるんですか?」
そう聞かれた私は、すぐその子の名前と顔を一致させ、
(あっ、いつも元気に「ハロー!」ってスクールに来てくれるし、そういえばこの間も、
ロビーにいるネイティブと楽しそうに遊んでいた子だ!!)
と思い出しました。
そこで私の口から出た言葉が、「大丈夫ですよ」だったのです。
一応、大丈夫の理由としては明るく挨拶も出来るし、ネイティブとも緊張することなく接していますよと
付け加えながら…。
数日後、また同じお母さんがオフィスにいらっしゃって、
「やっぱり話せないじゃないか」と私に少々腹を立て、
また、お子さんに対しては、「がっかりした気持ちになった」とおっしゃいました。
私は最初、何でお母さんが怒ってみえるのかが分かりませんでした。
(ネイティブと臆することなく話せるなんて、大人だってなかなか出来ないんだから、
スゴイことなのに、…と思っていましたから。)
でも、結局は私の言った「大丈夫」という言葉が原因だったのです。
私が言った大丈夫の理由をもう一度思い起こしてみると、
『明るく挨拶も出来る』→「挨拶が出来るなら日常のちょっとした事なら、英語で話せるのね」
『ネイティブとも緊張することなく接しています』→「ネイティブと話せるなら、発音もきっときれいなのね」
そんな期待を持たせてしまったのです。
私の「大丈夫です」を聞いたお母さんは、早速家に帰ってこどもに
「何か英語を話してみて」と言い、なかなか英語を話さないので、
テキストを出して、「これ読んで聞かせて」と、色々言ってみたそうです。
それでも、スムーズに英語が出てこないわが子をみて
「やっぱり話せないじゃないか」とガッカリしてしまったそうです。
年齢以上に学習習得度を高めたいという希望を持ったご家庭だったので、
期待をいつも持ってみえましたが、私の言葉が足りなかったのは事実です。
お詫びを申し上げた上で再度、お母さんの希望する「話せるレベル」をお伺いし、その希望レベルと、
実際にお子さんが学習しているクラスのテキストや習得内容・習得目標をお話し、
そこにかなりのギャップがあることが分かったのです。
お母さんの期待と私の「大丈夫です」にとても大きなギャップがあったのです。
家で「話してごらん」ってお母さんに言われて、「…」ってなってしまった〇〇ちゃんに
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
この失敗が、安易に「大丈夫ですよ」と言わなくなった、最大の理由なんです。
後日談ですが、
ネイティブと臆することなく話せることがどれだけ素晴らしい事か、そして、
お母さんは、こどもへの過度の期待がこどもを萎縮させていたかもという事に気付かれ、
見守ることにしたそうです。
そしたら、自分から今日習ったことを少しづつお家で英語で話してくれるようになったそうです。
2006年08月20日 15:56
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